鬱は個性なり

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zoom RSS エンジニアってなんだろう

  作成日時 : 2012/07/15 22:02   >>

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みなさんはエンジニア(engineer)って、どんな仕事をする人か知っていますか?
えっ!?知ってるの?それは素晴らしい。ならば、尋ねましょう。

「メカニック(mechanic)のことを、エンジニアと呼びますか?呼んでもよいですか?」

答えは一応、Yesです。英語であっても、日本語であっても、エンジニアと呼んでよいです。間違いにはなりません。
機械の製造・組立・整備・修理などができる人を、メカニックと呼びます。メカニックは、広義のエンジニアに含まれます。

日本語での広義のエンジニアとは、なんらかの技術的な仕事をしている人全般を指していると認識しています。
工学、技術は英語で engineering 、technology 。
それに携わる人が工学者、技術者で engineer 、technologist 。
工学者と技術者、engineerとtechnologistは、日本語でも英語でも区別が難しい場合があり、ここでは議論しません。
同じものとしてここではカタカナのエンジニアとし、これは広義には技術的な仕事をしている人全般を指す。
付け加えれば、『実用的な』技術的な仕事をしている人、と言うべきでしょう。
理論的な仕事をしている人は学者(理学者)や研究者と呼ばれ、エンジニアとはあまり呼ばれません。

広義のエンジニアはそれで良いのですが、エンジニアには様々な仕事をしている人がいます。
これを少し区分して、私の持っている『狭義のエンジニア』のイメージを記します。

漠然と「自分はエンジニアだ」と思っている方、あなたは『狭義のエンジニア』でもあるでしょうか?
これが、エンジニアを自認している方に問いかけたいことです。


例として機械の新製品を開発する部門の場合。
技術部と呼ばれることが多く、英語では Engineering department。
ここでの実務をしている人は全員、広義のエンジニア。(管理職、マネジメント職は除外します。)
『新製品仕様の構想』というインプットから、製造部門へ『部品の図面』『組立図面(全体図)』『組立に関するマニュアル(留意事項)』をアウトプットするのが、主要な仕事となります。
この仕事は、概ね次のプロセスから達成されます。

1.新製品仕様の構想(とりあえず、どこかから降ってくるとします。)
2.仕様を満たす(であろう)全体設計
3.部分設計(製品をいくつかの部分や機能に分けて設計)
4.詳細設計(最末端の部品レベルまで設計)
5.部品の図面作成
6.部品の作成
7.部品の組立(試作機の製作)
8.試作機の性能確認(テスト)
9.性能を含む新製品仕様を達成するまで、『2.〜8.』の繰り返し
10.書面・データおよび実地指導にて、製造部門へ『部品の図面』『組立図面(全体図)』『組立に関するマニュアル(留意事項)』を伝達

小さい会社やあまり複雑でない製品では、これら全てのプロセスを1人(または少人数)で行います。それをやる人は、間違いなくエンジニアと呼ばれます。
大きな会社や高い専門性を必要とする複雑な製品では、これらのプロセスが複数人の分業で行われます。

A:『6.〜8.』の、実在するモノを取り扱うプロセスを担当する人。これを私はメカニックと呼びます。
B:『2.〜5.』の、想像上のものである『仕様』を実在するモノに置き換えるまでのプロセスを担当する人。これを私はやや狭義のエンジニアと呼びます。

より分業が進んだ現在では、Bが次のようにB1とB2に分かれることが多くなりました。

A :上記と同じ。メカニック。
B1:『2.〜4.』の、設計を担当する人。これを私は狭義のエンジニアと呼びます。
B2:『5.』の、部品の図面作成を担当する人。これを私はCADオペレータと呼びます。

つまり、広義のエンジニアは、
実在するモノを扱うメカニック、
設計をする狭義のエンジニア、
図面作成をするCADオペレータ、
に区分することができます。

もっと細かく分業がされている場合もありますが、いずれにしても私の考える『狭義のエンジニア』とは、『設計をする人』になります。
設計とは、想像上のものでしかなかった『仕様』を、実在するものに置き換えること。新しいものを作ることです。
設計には大きな自由度があり、設計内容の良否は、お客さま(使用者)の利益に影響する『性能』やコストに大きな影響を与えます。
メカニックやCADオペレータが行う仕事には、その自由度がほとんどありません。ほとんどが『作業』です。

私がエンジニアという言葉を目にするたびに思うのは、「それは、設計をする狭義のエンジニアなのか。新しいものを作り出しているのか」ということ。
自由度の無い『作業』をやらせるために、カッコイイからという理由だけで『エンジニア』という言葉を使っていないか?ということ。
安易に自分を『エンジニア』だと自認している人は、その呼ばれ方だけで「自分は良い仕事をしている」と錯覚していないか?ということ。


さて。ここに『ITエンジニア』という言葉がありまして・・・これをどう捉えるかは、なかなか難しい。
『広義のエンジニア』であることに異論は無いのだけれど、機械の新製品開発の場合の『メカニック』や『CADオペレータ』に相当するような、自由度の少ない『作業』をしている人が相当数含まれているのではないだろうか?
『設計』をしている『狭義のエンジニア』、すなわち、想像上の『仕様』を実在するもの(人が操作して使えるもの)に置き換えて新しいものを作っている人、そういう人が『ITエンジニア』にどれだけいるのだろうか。
『ITエンジニア』が私の考える『狭義のエンジニア』『設計する人』に該当するのは、少なくとも、アルゴリズム(algorithm)の引き出し(知識)や新しいアルゴリズムを創造できる能力を持っている人。
あるいは、全体設計・部分設計の段階での、フローチャートを(書いても書かなくてもよいが)思い描ける人。
SE、プログラマという区分で見ると。SEは概念設計か全体設計、プログラマは部分設計かそれ以上、が出来る人が『狭義のエンジニア』。
それ以外は、『オペレータ』です。


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